イチローも登った絶景「須磨アルプス」 ドローンで自撮りしてみた

ステキな景色でしょ? 私の大好きな場所「須磨アルプス」です。

こちらは、ドローンで空撮した写真。真ん中に小さく写っているのが、私です。神戸市街からそれほど遠くない場所に、こんな壮大な光景が広がっているのです。

私を強くしてくれた思い出の場所「須磨アルプス」

私は逆子で足が片方曲がって産まれました。「この子は一生車いすかもしれない」とお医者さんに言われたそうです。幸い発達は遅かったものの、普通に歩けるようになりました。

でも、運動会の駆けっこは、いつもビリ。そんな私を見て、母は目に涙を浮かべながら「歩けるようになっただけで感謝しないと・・・」と言いました。

そして、両親は私の足を鍛えるために、毎週のようにこの須磨アルプスに連れてきてくれたのです。

子供時代に従姉妹や友達と「須磨アルプス」に登ったときの写真。奥の赤い服を着ているのが、私です

「私はビリでも仕方がない」といつも諦めていましたが、この須磨アルプスに立つと、強くなれる気がしました。「駆けっこがビリでも、こんな素晴らしい山の上に立つことができる」

子供時代に勇気をもらった山に、今も勇気をもらっています。

気軽に行ける「関西のカッパドキア」?

見事な断崖絶壁の「須磨アルプス」。アルプスってどんだけ高いねん?と思われがちですが、標高はたったの200mぐらい。登山口から2時間ほどで登れるんですよ。

そのクライマックス「馬の背」は、花崗岩のごつごつした岩の尾根道です。鎖を使ってよじ登っていくような場所もあり、かなりスリリング! 「関西のカッパドキア」と私は勝手に呼んでいます。

高所恐怖症の方は無理かもしれませんが、その分、スマホでも迫力満点の写真が撮れますよ。

私は小学生の低学年からこの山に登っていました。それぐらい初級者向けのコースですが、年に何人かは滑落する人もいるので侮れない場所でもあります。

なので、登山道からは外れないようにしてください。最初は誰か登山に慣れた人と一緒に行ったほうがいいです。

2019年12月に姉と登ったときの須磨アルプス。写真奥の尾根の上に見える人の小ささで、スケールを分かっていただきたい

あのイチローも「須磨アルプス」に登った!

2年前、イチロー選手がこの「須磨アルプス 馬の背」の絶壁の上に登り、NTT西日本のCM撮影が行われました。「イチロー 須磨アルプス」で検索してみると、たくさん記事が出てくるはずです。

神戸の人間にとって「イチロー&神戸」というのは、ものすごく想いがあるのです。そう、阪神大震災があった1995年、どん底の神戸の地で、「がんばろう神戸」の文字をユニフォームにつけたオリックスが、プロ野球のパ・リーグで優勝したのです。

なので、この須磨アルプスの絶壁に立つイチローの姿を見て、感動したのは私だけでないはず。

そのときから、ぞわぞわと私の中に「イチローと同じ場所で自分自身を撮影したい!」という願望が目覚めました。

須磨アルプスの馬の背。この標識の後ろの岩にイチローが登って、撮影が行われた

ひとりで山に登るのはドローンの練習のため

実は機械操作が苦手で、運転免許もなくゲームもしない私ですが、小さいドローンをもっています。いま愛用しているのは、5万円ぐらいの「Mavic Mini」という小さなドローンです。

私は映像制作の仕事をしているのですが、仕事でドローンを使うときは、カメラマンがもっと大きくて、ちゃんとしたドローンを使って撮影します。でも大きいのは怖くて、私には無理です。

Mavic Miniは200g以下と軽量で、航空法の規制を受けにくいという長所があります。もちろん、どこでも飛ばしていいわけではなく、大阪市内など市街地や公園はほぼ全滅ですが、人のいない山の中ならば飛ばすことができます。そこが練習場として最適なのです。

軽量ドローン「Mavic Mini」。モニターは「iPhone8プラス」で、ここに専用アプリを入れて操作します

そして、ドローンを飛ばすために「ひとり登山」をするようになりました。ひとりで山に登るのは、「晴れ待ち」や「風やみ待ち」のときに他人に気を遣いたくないからです。

しかも、こっちが必死でドローンを操作しているときに、誰かに話しかけられるのもイヤなのです。操作するのに必死すぎて、余裕がないんですよね。

そんなわけで、ひとりでドローンを飛ばす場所を探しながら山登りをするのにハマっています。

こちらの動画が、愛機のMavic Miniで撮影した「須磨アルプスでの自撮り」です。

このときの登山は体力的にキツくて、顔が疲労していますが、身なりに気を遣う余裕はありませんでした。でも、子供のころから何度も登った思い出の山と一緒に映る自分を、自分自身の手で撮影できたことは大満足でした!

こうしてドローンで自撮りした空撮は、私の思い出がつまった宝物なのです。

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池田由利子 (いけだ・ゆりこ)

元TV番組ディレクター。映像制作会社ピー・キューブを創業後22年代表を務め、現在は代表を降りてセミリタイヤ中。神戸生まれ・大阪在住の独身ひとり暮らし。ひとり旅・食べ歩き・動画撮影が趣味。

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