「おひとりさまコタツ」が人気 「エアコンよりも電気代が安い」

肌寒い季節が近づいてきました。寒い冬はコタツでダラダラしたいけれど、ひとり暮らしだと買う気がしないーー。そう思っている人も多いかもしれませんが、実は「おひとりさま」向けのコタツがあります。
家電製品の販売などを手がけるユアサプライムス株式会社は、2013年から「おひとり様コタツ」のシリーズ「なごみ」を販売しています。10月1日には、新しく「なごみ69」を発売しました。同商品の広報を担当する大久保薫さんによると、ひとり世帯の増加に伴い、大型よりもコンパクトなサイズのコタツの方が好まれる傾向にあるそうです。
おひとりさまコタツを発売した理由
コタツといえば、家族で囲んで団らんするイメージがあります。なぜ「おひとりさまコタツ」を販売するようになったのでしょうか? 同社の大久保さんはその理由を次のように語ります。
「コタツを愛用するシニア世代の方から『ひとり暮らしなので、普通サイズのコタツは大きすぎる』という声があり、企画しました。近年、家族構成が変化しています。3世代が暮らす大家族は減り、ひとり世帯が増えています。ひとりしかいない部屋をエアコンで隅々まで温めるよりも、ひとり分のコタツの方が電気代は安いんです」
こうした経緯から、最初はシニア世代に向けて販売していましたが、いまでは節約志向の若者の利用者も増えました。冬場以外でも普通のテーブルとして利用できるシンプルなデザインも人気の理由だといいます。

幅広い世代の使いやすさを意識
今月発売された「なごみ69」(希望小売価格は1万9800円・税別)は、テーブル、イス、コタツ布団がセットになっています。イスに座るタイプのコタツと床座タイプのコタツのどちらでも使用可能です。テーブルの大きさは約69×55センチメートル。場所を取らないコンパクトなサイズになっています。
コタツ布団はナチュラルなキルト地の無地で、若者層とシニア層どちらにも使いやすいデザインを意識しました。「組み立ていらず」で使用できるのも特徴です。同社の大久保さんは、使い方について次のように語っています。
「コタツ布団を外せばコンパクトなテーブルとして、1年中使えます。ソファと合わせてサイドテーブルとして使っている方もいるようです。色々な使い方をしていたただけたらと思います」
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