平成最後の「クリスマス粉砕デモ」は開催せず・・・「革命的非モテ同盟」が発表

2016年のクリスマス粉砕デモの様子(撮影:山下真史/弁護士ドットコム)
2016年のクリスマス粉砕デモの様子(撮影:山下真史/弁護士ドットコム)

世に「恋愛資本主義」が蔓延しているとして、これを「粉砕」すべくクリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなどの「粉砕デモ」を行ってきた団体「革命的非モテ同盟」が、今年は「クリスマス粉砕デモ」を実施しないと発表しました。

革命的非モテ同盟は、2006年にある男性が女性に振られたことをきっかけに設立されました。同盟のサイトによると、同じ年の2月に東京・渋谷で「バレンタインデー粉砕デモ」を行っています。以降、定期的にクリスマスやバレンタインデーを「粉砕」するデモを行ってきました。

今年は「平成最後のクリスマス」という節目でしたが、同盟は12月16日、クリスマス粉砕デモの開催を見送ることを発表しました。その理由として、デモの際に使用している公園の使用許可が得られなかったことを挙げています。

「まず我々は同志の皆様に謝罪をしなければなりません。近年の東京都におけるデモ規制の影響により公園の使用許可を得ることが出来なかった為、誠に遺憾ながら今年はクリスマス粉砕デモの開催を見送らざるを得なくなってしまったからです。デモの開催、リア充の粉砕を期待して下さっていた全ての方に対し、この場にて謹んでおわび申し上げます」(革命的非モテ同盟のサイトより)

長年、クリスマス粉砕デモを取材してきた記者の山下真史さんは、「10年もつづいた恒例イベントが、公園の使用許可を得ることができなかった、という理由で存続できないのは、非常に残念だ」と、肩を落としました。

一方で同盟は、「この程度でへこたれるつもりは毛の先ほどもありません!」とし、クリスマス粉砕デモの代替イベントとして、「革命的非モテ同盟presents’クリスマス粉砕講演会 ~恋愛資本主義打破のために~」を開催すると発表しました。

イベントは、12月24日のクリスマスイブの夜、東京・新宿の多目的スペースで開催される予定で、「恋愛資本主義」の解説・糾弾のほか、参加者全員で「勝どき」をあげて「クリスマスを完膚なきまでに粉砕する」とのことです。

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