ひとり暮らしの「1ヶ月食費2万円生活」無理せず食費を抑えるコツを聞いた

1カ月の食費を2万円で生活する「おひとりさま」漫画家のコミックエッセイが、第6回の「料理・レシピ本大賞 in Japan」で料理部門のコミック賞を受賞しました。受賞作『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』の著者は、漫画家のおづまりこさん。毎月の食費を、自炊に1万円、外食に1万円に抑えて生活しています。

「料理・レシピ本大賞 in Japan」は、料理レシピ本の価値や魅力を浸透させることを目的に設立された賞です。

「食費抑えつつ、しっかりおいしい」

担当編集者でKADOKAWAコミックエッセイ編集部の佐藤杏子さんは、この本の魅力について、「気楽で楽しい反面、なるべく節約して貯金もしたいひとり暮らし。『節約』というと食べたいものも食べられず、わびしくなるイメージがありますが、本書で紹介しているのは、炊飯器で海南チキンライス(1食分約35円)、ガッツリ味の豚コマステーキ丼(1食分約80円)、電子レンジでマグカッププリン(1食分約30円)など、食費を抑えつつも、しっかりおいしいレシピばかりです」と、教えてくれました。

また、佐藤さんによると、著者のおづさんは「イラストの自画像にそっくりの、小柄なかわいらしい方」だといいます。「少し低めの落ち着いた話し方をするため、初めてお会いしたときはストイックな方なのかな? と思ったのですが、話していると結構エンタメ好きでオタクな面がチラチラ見えます(笑) 締めるところは締めて、楽しむところは楽しむと、メリハリを持って生活を楽しんでいらっしゃいます」。

『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』の発売は2016年。読者からは「節約=ストレスと感じていたのが、この本を読んでゆる~く楽しくのんびりやろう! とプレッシャーから解放されたという声がたくさん届いています」とのこと。著者のおづさんのSNS宛てに、読者が本を頼りに作った料理の写真が送られてくることもあるといいます。

「まずはレシートをもらうのがオススメ」

せっかくなので、食費を抑えるコツについてたずねてみると、佐藤さんは次のように答えてくれました。

「『まずはレシートをもらうのがおすすめ』だそうです。昔はおづさんも、自分が何にお金を使っているかまったく把握していなかったので、最初にしたのは『レシートをもらうこと』でした。レシートをためて月ごとの支出を計算し、収入と照らし合わせて食費の予算を決めます。ただ、予算は人によって異なるので、1カ月食費2万円に縛られないほうがいいと思います。『毎月オーバーしていなければよし!』という感じでゆるく設定するのが、無理せず続けられるコツだそうです」

この記事をシェアする

「おひとりさまのお金」の記事

DANROクラブ

DANROのオーサーやファン、サポーターが集まる
オンラインのコミュニティです。

もっと見る