自動運転技術を人がうまく使いこなせるか? モータージャーナリストが提言

モータージャーナリストの岩貞るみこさん(撮影・渡辺鮎美)
モータージャーナリストの岩貞るみこさん(撮影・渡辺鮎美)

高齢者の運転による痛ましい死亡事故などをきっかけに、人が車を運転しないでも走行する「自動運転」が注目されています。AIの進化に伴って開発が進み、各自動車メーカーやグーグルなどが、開発競争を繰り広げています。

普及すれば画期的な技術革命ですが、技術的な問題や、事故が起きた際の責任問題など、課題も多いようです。この分野に詳しい識者の方々に話をうかがいました。今回は、モータージャーナリストの岩貞るみこさんです。

「ながら運転」が可能に

ホンダが2020年の夏をめどにレベル3の自動運転車を発売予定であることが報じられた=19年12月14日付朝日新聞朝刊〈東京本社版〉より

――ホンダが2020年夏をめどにレベル3の自動運転車を発売するというニュースが報じられています。

岩貞:間違いなく業界にとって大きな転換点になると思います。レベル3の自動運転車は、一定の条件下であれば、ドライバーに課せられている「周囲監視義務」をシステム側が一時的に引き受けます。おそらく高速道路での渋滞時に低速運転する場合などが想定されています。


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