単身者の“終活”をサポートする「おひとりさま信託」がグッドデザイン賞を受賞
ひとりで暮らす単身者が亡くなったときに、身の回りのこと(死後事務)をトータルでサポートする三井住友信託銀行の「おひとりさま信託」が2021年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
おひとりさま信託は、単身者や身寄りのない人、家族と離れて暮らす人などの“おひとりさま”向けに、万が一のときの身の回りのこと(死後事務)や相続・寄付の準備をサポートする信託商品です。2019年12⽉から金銭信託型がスタート。2020年6月から生命保険型の取り扱いが始まりました。
おひとりさま信託の具体的なサービス内容と特徴は次のとおり(三井住友信託銀行のプレスリリースより)。
この「おひとりさま信託」について、グッドデザイン賞の審査員からは「エンディングノートと信託」を組み合わせた商品設計を高く評価する声がありました。
「高齢化が進む日本では老人の孤立の問題もあり、死後の財産分与や遺贈など相続の課題が増えているが、裏を返せば相続資産を有効に活用できれば社会を変えるポテンシャルのある資産にもなる。こうした中で本商品は親族や身寄りが少ない高齢者に寄り添い、エンディングノートと信託を組み合わせることで意思を積極的に反映する方法を提供しており、そのプロジェクトとしての有用性を高く評価」
三井住友信託銀行によると、おひとりさま信託の利用者からは
「気になっていたことが解消できてすっきり、安心した」
「パソコンやスマートフォンでいつでもエンディングノートを書き換えられる点が便利」
「SMSで安否確認があるのは安心」
といった感想が寄せられているということです。