バレンタインに告白する? しない? 独身男女の「恋愛事情」を探る

独身男女の恋愛事情はどのようなものなのか?(Photo by Getty Images)
独身男女の恋愛事情はどのようなものなのか?(Photo by Getty Images)

もうすぐバレンタインデー。盛り上がるイベントを前に、結婚エージェント会社があいついで、独身男女の「恋愛事情」に関する調査結果を発表しました。それによると、バレンタインのタイミングでの「告白」の経験がある人は3割いることがわかりました。

恋愛の延長に結婚があると考える人が5割

まず、婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントの恋愛観に関する調査。20〜39歳の独身男女2400人に聞きました。

調査によると、未婚男女の62.4%が恋愛は「得意でない」と回答。「得意」と考える12.9%の人の約5倍という結果になっています。

では、「恋愛が得意な人」とはどんな人なのでしょう。尋ねてみると、「相手の気持ちを察することができる」が42.3%でトップでした。

一方、恋愛が得意な人は多くの人との恋愛を楽しんでいるというイメージもありますが、調査では「1人の人と長く交際している」(34.7%)人のほうが、「たくさんの人と交際している」(20.9%)人よりも「恋愛が得意」と見られていることがわかりました。

パートナーエージェントの調査より

世の中には恋愛が得意な人とそうでない人がいますが、「いつでも恋愛していたいと思う」と答えた人は31.2%。さらに、「恋愛の延長に結婚があると思う」と答えた人は50.9%と、2人に1人は結婚の前に恋愛があると考えているという結果でした。

全体を見ると「恋愛の延長に結婚がある」と考えている割合は高いのに、恋愛に関しては苦手意識を持っている人が多いことがわかったといえます。

告白が交際に繋がった人には男女差が

次に、結婚相手紹介サービス・楽天オーネットの調査結果です。20〜34歳の独身男女640人に「バレンタインの告白に関する実態」について聞きました。

過去にバレンタインのタイミングで告白したり、告白されたりした経験について聞くと、全体で30.6%(男性34.7%、女性26.6%)が「ある」という結果です。

お世話になっている人や同性の友達に感謝の気持ちを込めてチョコレートを渡したり、自分へのご褒美としても高価な商品を買ったりする「カジュアルな年中行事」となったバレンタインデー。それでも、3人に1人が「告白」を経験しているということは、やはりバレンタインデーは「告白」という意味合いが強いイベントであるといえそうです。

続いて、告白したり、告白されたりした「結果」について聞くと、男女で大きく違いが見られる結果となりました。「上手くいった(交際に繋がった)」という回答が、全体では44.9%なのですが、男性の52.7%に対して女性は34.9%と低かったのです。男性の半数は交際に繋がり、女性の3人に1人は交際に繋がるという結果です。

楽天オーネットの調査より

恋人や気になる異性が誰かにチョコをあげたり、もらったりすることが、気になるかどうか。そんな質問をしたところ、全体では57.4%が「気になる」という結果に。これも男女に差があり、男性の53.3%に対して、女性では61.3%が「気になる」という回答でした。女性のほうが、男性よりも気にする傾向が強いようです。

好きな人には言葉も添えて告白を

「バレンタインというイベント自体がカジュアルなものに変化する一方、まだまだ『本命チョコ』で好きな男子に告白する女子も少なくありません」と、作家でAll Aboutの恋愛ガイドを務める島田佳奈さん。

しかし、気軽なニュアンスでチョコを渡されるケースが増えてきた結果、男性のほうも「もらったチョコ」に込められた気持ちが本物なのかどうか、わかりにくくなってしまったのではないかと指摘します。

「男性の多くは、察することが得意ではありません。直接告白するのには勇気が必要ですが、本命の相手には、わかりやすく言葉で気持ちを伝えたほうがいいですね。誤解されずに済むし、うまくいく確率も確実にアップすると思います」とアドバイス。

この日は「本命チョコ」がもらえることを期待している男性も多いはずです。

「今や、バレンタインは恋愛していなくても楽しめるイベントです。でも、もし好きな人がいるなら、この機会にぜひ告白を。たったひとつの本命チョコを渡すためにタイミングを図ったり、うまく告白できるよう彼にアプローチするといった戦略を練ることも含めて、楽しみましょう!」

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