アラサー女子10年で変化「ひとりはかっこいい」 Oggi副編集長に聞く

女性誌「Oggi」副編集長の鈴木智恵さん
女性誌「Oggi」副編集長の鈴木智恵さん

おひとりさまブームが到来ーー。最近、女性誌で「おひとりさま特集」があいついでいますが、アラサーの女性たちの間にも波が来ています。働くアラサー女子向け雑誌「Oggi」が2018年5月号で「ソロ充ライフのススメ」を特集したところ、読者からの反響が大きく、「ソロ」特集は今も続いています。アラサー女性の間に広がる「おひとりさま」ブームの理由を、Oggi副編集長の鈴木智恵さんに聞きました。(取材・伊藤あかり)

「Oggi」2018年5月号は「ソロ活動最前線」の特集
「Oggi」2018年5月号は「ソロ活動最前線」の特集

欲しいものは「ひとりの時間」

ソロ特集が生まれたきっかけは読者の声でした。「100万円あったら何がしたいですか?」の質問に、「ひとり旅をしたい」「おいしいものを好きなだけ買ってひとりで食べたい」など「ひとりで○○」という答えが多く寄せられたそうです。

鈴木さんは10年前にもOggiの編集部員を経験し、Domani(働くアラフォー女性向け)や美的(美容・コスメ情報)を経て、半年前に戻ってきたばかり。「家族や彼氏、友達、恋人と一緒に、という『誰かと何かしたい』ではないんだなと驚きました。SNSのおかげで常に誰かとつながっている。だからこそ、ひとりの時間が貴重で贅沢なのかなと感じました」。

「ソロ活」特集について説明するOggi副編集長の鈴木智恵さん
「ソロ活」特集について説明するOggi副編集長の鈴木智恵さん

「かわいそう」から「かっこいい」へ

「ひとり」という言葉のイメージも、10年前の「友達いないのかな」「かわいそう」から、「ひとりを楽しめる女性はかっこいい」に変化したといいます。

ひとりを楽しめるのは、大人の証。経験と経済力があるからできる贅沢な遊びと考えている人も多いそうです。鈴木さんも「例えば20代女性なら一人でコース料理を食べに行っても、『マナー大丈夫かな?』『こんな高い金額払えるかな?』と不安なこともあるかもしれません。だけど、30代女性はマナーという経験値もあり、経済的にも自立しているからこそ『ひとり』を存分に楽しめるのでは」と推測します。


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