「孤独入門」を特集したプレジデント編集長が語る「ひとり時間」の楽しみ方

『プレジデント』2019年3月4日号
『プレジデント』2019年3月4日号

ビジネス雑誌『プレジデント』が「孤独」を特集して、話題になっています。2019年3月4日号「毎日が楽しい『孤独』入門」です。内容は、一流の人が孤独を楽しみ人生を謳歌するための哲学や、経営者が語る仕事に役立つ「ひとり時間の使い方」など。

今、なぜビジネス誌が「孤独」を取り上げるのでしょうか。

「孤独」を豊かに楽しむ方法もある

「人生100年時代と言いますが、定年後の長い人生に、男性が悪い意味での『孤独』に陥らないよう、『孤独』を豊かに楽しむ方法もあるのだということを伝えたかったのです」と話してくれたのは、編集長の鈴木勝彦さん。

さまざまな企画がありますが、鈴木さんが特に読んでほしいのは、生物学者の池田清彦さんとエステー会長の鈴木喬さんのインタビューだといいます。

「池田清彦先生のインタビューを企画の最初にもってきたのは、『動物とは結局、最終的に孤独になるものだ』ということがわかれば、読者も少し気が楽になるかな、ということからです。鈴木喬会長は『群れるのはやめよう』とおっしゃる。毎週末はひとりで山小屋に出かけていらっしゃるそうなのですが、『人間は好きなことをやっていればいいのだ』と、私自身も気づかされたインタビューでした」

「孤独」を世界で一番感じているのは日本人

続々登場する「おひとりさま向け」サービス

特集では、「ひとりを積極的に楽しもう」という人のために登場した数々のサービスも取り上げています。たとえば旅行では、アラスカの客船クルーズや京都での「脱デジタル」滞在など、男性が心ゆくまで楽しめるひとり旅を紹介。

ほかに、ひとり焼肉などのグルメ、ドタ参加OKのひとり予約ゴルフなどのレジャー、ブックホテルや個室理容などのインドアアクティビティ。こんなに「ひとり」を楽しむサービスがたくさんあるのか、と驚きます。

おひとりさま向けサービスが続々

この特集は、これから先の人生を考えているビジネスパーソンにぜひ読んでほしい、と鈴木さん。そんな鈴木さんの「ひとり時間」の過ごし方について伺ってみました。

「最近は、週末にジムに行っています。ジムで運動していると、頭がスッキリするのがいいですね」

平日とはまったく違う時間を持つことが大事だと実感しているのだそう。

「そうそう、誌面の企画を考えるときも、必ずひとりですよ。場所ですか? 居酒屋です(笑)。1杯、傾けながら、頭に浮かんだことをひたすら書き出していく。そして、翌朝、もう一度見直すんです」

おひとりさまを楽しむビジネスパーソンへのメッセージをいただきました。

「特集でも紹介していたように、2040年には日本の4割の世帯が『ひとり世帯』になりますので、これから、おひとりさま向けのサービスがもっと充実してくると思います。みなさん、ひとり時間を一緒に楽しみましょう」

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