散歩が楽しい東京の13エリアを紹介。「ひとり東京さんぽ」してみませんか?
![『オズマガジン』2019年2月号](https://danro.bar/wp/wp-content/uploads/2020/04/12118014/site_big/77c6a631b856cc461d1b07f738f43f75.jpg)
「日々の小さなよりみち」を推奨する雑誌『オズマガジン』。今年1月中旬に発売された2月号の「ひとり東京さんぽ」特集が好評です。この特集は、今回で3年連続3回目。オズマガジンが一番得意とする特集だといいます。
今、散歩が楽しい13エリアを紹介
今回、紹介されているのは、東京都内の13地域。
- 青山一丁目〜赤坂
- 西荻窪〜吉祥寺
- 根津〜千駄木
- 世田谷線(山下〜松陰神社前)
- 神保町〜神田
- 白金高輪〜白金台
- 神楽坂〜早稲田
- 柴又〜金町
- 上野〜御徒町
- 日本橋〜小伝馬町
- 駒場東大前〜東北沢
- 天王洲アイル〜北品川
- 蒲田〜池上
今、散歩が楽しいエリアを厳選しました。
各エリアにはキーワードが設定されています。たとえば、「青山一丁目〜赤坂」には
- 実はグリーンが充実
- 新生とらやはマストGO
- NY的飲食店街オープン
と書かれています。
これで、その街の見どころがすぐにわかる仕組み。続くページには、寄り道におすすめの楽しくてかわいいスポットの紹介が並びます。
![](https://danro.bar/wp/wp-content/uploads/2020/04/12118014/bodies/d3cff4ba230bc98ac05db54fbbd1b02f.jpg)
面白いのが、「さんぽのおともにおすすめ」コーナー。歩くときのBGMに聞きたい音楽と、途中でひとやすみしながら読むのにぴったりの本を、編集部が各エリアに合わせて推薦しています。
たとえば、「青山一丁目〜赤坂」のおすすめは、本は『小説 君の名は。』(新海誠著、角川文庫)、音楽は『魚図鑑』(サカナクション、Victor Entertainment)。「西荻窪〜吉祥寺」では、本は『もう一杯だけ飲んで帰ろう』(角田光代、河野丈洋著、新潮社)が、音楽は『ホームタウン』(ASIAN KUNG-FU GENERATION、Ki/oon Music)が紹介されています。なんとなく、街のイメージと合っていますね。
ひとりの時間のコツは「あんまり役に立たなそうなこと」をすること
「今の東京は、渋谷や銀座、吉祥寺など大きな駅以外の小さな町もどんどん進化していて、掘り下げれば掘り下げるほどおもしろくなっています」
そう指摘するのはオズマガジンの井上大烈編集長。「ひとり東京さんぽ」特集については、「現在発売中の最新号を含めて、3号ともすべて年間平均販売部数の110~120%の売り上げを記録しており、人気特集の仲間入りをしたといえそうです」と語ります。
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ひとり行動の受け皿が増えてきた、という井上編集長。それを決定づけたのはスマートフォンだといいます。
次号の特集も「春の京都ひとり旅」と、力を入れています。ただし、オズマガジンとしてはひとりであることをことさらに推奨するつもりはなく、あくまで寄り道を楽しむ方法のひとつとして、「ひとり」という選択肢を提示しているとのことです。
ちなみに、井上編集長のひとり時間の過ごし方のひとつは「走ること」。走っている間は、新しいお店ができているな、とか、空の色が春っぽいななど、目に入ってくる情報を取りとめもなく受け流しているそうですが、それが頭の”クリーンアップ”になっているような気がして心地いいそうです。
「そう考えると、ひとりの時間のコツは、あんまり役に立たないことをすることかもしれませんね。ひとり散歩やひとり旅で、ぜひちょっとした失敗や、すぐには役に立たないことや、無駄っぽいことを、たくさんしてほしいです。それが、実のところはいちばん有意義だったりするのではないでしょうか」
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