吉野家が「史上最高額の牛肉メニュー」を全国発売 気になるお値段は…
ひとり飯の定番、牛丼の吉野家が数量限定で「最高級の牛肉商品」を売り出すというので、13日に都内であった報道発表会に出席してきました。(取材・吉野太一郎)
「お客様からの期待は、おいしい牛肉を食べること」(伊東正明常務)。吉野家は創業120周年にあたる今年、牛肉メニューを強化する原点回帰を図っています。こうした中、「超特盛」「ライザップ牛サラダ」などに次いで投入したのが、「特選すきやき重」です。
同社として初めて北米産のサーロインを使ったメニュー。「牧草だけで育てた牛肉は、煮ると脂身の匂いが気になる。穀物を飼料にして育て、なおかつ、まとまった数量を仕入れられる、牛丼と同じ北米産を使っています」(伊東常務)。
気になるお値段は、お新香とみそ汁がついて860円(以下税込み)。全国一斉に売り出す牛肉メニューとしては吉野家史上、最高価格となります。「いつも来て下さるお客様にも召し上がって頂けるよう、通常より原価率を高くした奉仕価格」とのことです。
ちなみに吉野家には、国産和牛を使用した「牛重」というメニューがあり、国会議事堂内にある「永田町一丁目店」(1240円)と「羽田空港国際旅客ターミナル店」(1500円)限定で販売されています。
「特選すきやき重」は北米産サーロインを1.8mmの薄さにカットし、牛丼のたれでさっと煮てから、特製のすき焼きのたれをかけています。肉の厚みや食べ方など、メニュー開発に1年以上をかけたという商品。食べてみると脂っこさはまったくない、赤身のしっかりとした味が伝わってきます。
伊東常務は「定番の牛丼とは違うあっさりとした感覚です。女性にもぜひ召し上がって頂きたい商品」と話しました。8月14日から全国約1200店舗で、50万食の限定で発売されます。