ご飯を炊くのと同時におかずを調理できる「ひとり暮らし」向け炊飯ジャー
主にひとり暮らし向けに開発された炊飯ジャー(3合炊き、オープン価格)が来月1日、タイガー魔法瓶から発売されます。「tacook(タクック)」シリーズの新商品で、幅21.9cm×奥行き27.3cm×高さ19.1cmと小さく、まるでオーディオ機器のよう。広報担当・林優紀さんは「平日は忙しくて自炊の時間がなかなか取れないけれど、健康のためにも家でごはんを作りたいという方に向けた商品です」と開発の意図を語ります。
「tacook」は、ご飯を炊くのと同時に、内なべの上にセットしたクッキングプレートで食材を加熱調理できるというマイコン炊飯ジャー。2012年に発売されて以来、シリーズの累計出荷台数は100万台を超えるといいます。
林さんは「tacook」が利用者に評価されているポイントとして「ほったらかしで簡単なのに、おいしくできること」を挙げます。「炊飯中の蒸気で上手におかずを蒸して調理するので、お魚もふっくら、焼売などもおいしく作っていただけます。ごはんを炊く時間でもう一品おかずができるので、時間が有効活用できます」。
今回発売されるモデルは「冷凍ご飯」にしても、美味しく食べられるように炊ける点が特長。「冷凍ご飯にしてもパサつきにくく、レンジで解凍してもべちゃつきにくいご飯が炊けるようなプログラムを採用しました」と林さん。冷凍ご飯は別途レンジなどで温めるとして、内なべでスープ、クッキングプレートでおかずと、複数のおかずを同時調理できるようになっているそうです。
「仕事で疲れて帰ってきて、長時間キッチンには立ちたくない……、という方にオススメです。ほったらかしの間に他の家事をしたり、お風呂に入ったり、テレビを見てくつろいだりといった時間を過ごしていただけます」(林さん)。
あらかじめレシピブックが付属しているほか、献立サイト「クックパッド」にも「tacook」用のレシピが掲載されているので「わくわくしてもらえると思います」と林さん。自炊に慣れていない人でも「ひとり料理」を楽しむことができそうです。