伊勢海老、クエ……高級食材が安く買える衝撃のマーケット(ガーナひとり暮らし 2)

西アフリカ・ガーナの首都アクラには、ヨーロピアンマーケットと呼ばれるフィッシュマーケットがあります。
このフィッシュマーケットでは、ギニア湾の魚介類が水揚げされ、おもにマグロ、カツオ、鯛、伊勢海老、スミイカ、巨大魚グルーパーなどが取引されています。このマーケットは、ガーナに駐在している日本人に評判です。なぜならこのガーナ国内で新鮮な魚を安く手に入れられる場所だからです。
ここにビジネスチャンスが眠っているかも
こんにちは! ガーナ在住のネオです。
今回ご紹介するのは、首都にあるフィッシュマーケットです。
アフリカは、海岸沿いであれば新鮮な魚が獲れますが、熱帯の気候や氷、倉庫といった施設問題、さらには新鮮な状態のまま運ぶノウハウを持っていないガーニアンが多く、新鮮な魚介類がスーパーでは流通していないのが現状です。それゆえ、このフィッシュマーケットには、日本人のみならず、レバノン人、ルーマニア人、中国人、インド人、多くが利用しています。
私が特にこのフィッシュマーケットでお勧めする魚介類は、伊勢海老とセミエビです。日本で高級食材とされる伊勢海老。日本の市場で活伊勢海老を購入すると1キロ約7000円以上してしまうでしょう。
しかし! ここはガーナ。現地の漁師を含め、伊勢海老を高級食材と認識している人はほとんどいません。なんと、値段は活伊勢海老1キロ30~40ガーナセディ! 日本円にして約600円なのです! もちろん木屑のなかで生かされた活伊勢海老のお値段です。
いくらガーナ人に魚介類を新鮮な状態で保存するノウハウがなくても、活きている状態で購入できれば、日本と同様にお刺身で食べることができます。日本で伊勢海老のお刺身をお腹いっぱい食べるなんてことをしたら、破産してしまいますよね。
大量の伊勢海老の写真がこちら。こんなにいっぱいの伊勢海老。これで11キロあります。

伊勢海老のお刺身も美味しいですが、伊勢海老の頭をふんだんに使ったお味噌汁も抜群に美味しいです。

そして、もうひとつの高級食材が、セミエビです。

モンスター的な見た目をしていますが、セミエビは伊勢海老より高級食材のようです。味も伊勢海老と似ていますが、伊勢海老より甘みがあって非常に美味なのです。セミエビは1キロ40セディ。
ほかにも日本ではなかなか食べられないクエ、フエダイもたまに水揚げされます。これらは1キロ15セディで取引されています。

西アフリカのガーナやアフリカ諸国では、和食などの鮮魚料理は敬遠されがちですが、調達できる素材は充実しています。それにガーナには、日本人が経営する日本食店が1軒もありません。
ガーナの首都には外国人や現地の富裕層が沢山いるので、ビジネスチャンスがあるかもしれません。
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