平成が終わる前に優勝したい(マンガ「買いたい新書」7)
これは、仕事と家庭に多くの時間を費やし 毎日を過ごすアラフォー男・室木おすしが 非日常を想い、自分だけの楽しみを探し求めて始めた 漠然とした買い物の記録である。










買い物vol.7 優勝トロフィー












閃いてしまった。圧倒的に。
そして数日の時が過ぎ…








(そもそも連絡先を知っているのが一人しかいない)








私は優勝していなかった。
優勝したように信じ込んでいたが、
実はだいぶ前からしてないんじゃないかなぁとは思っていたのだ。
しかしあの日、あの夜、
年末に戯れる人々がいる駅の階段を、優勝トロフィーを持って降りたあの気持ちは、
紛れもなく凱旋だった。
はっきり言って私は主人公だった。そう思う。
その後すぐに魔法が溶けた私の優勝トロフィーは現在部屋の片隅にぼんやり立っている。
すごく邪魔だ。
特に思い入れもないのに、優勝トロフィーというだけで、なぜか捨てづらい。
いや、しかしやはりこのトロフィーは私に教えてくれた気がする。
優勝というものの真の意味を。
いつか本当に優勝する日までさようならだ。


パシャリ
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