「DANROひとり旅倶楽部」 東松寛文さんを迎えてイベントを開催!
「DANROひとり旅倶楽部」第1回目のイベントが、2019年11月7日、東京・渋谷の朝日新聞社メディアラボ・渋谷分室で開かれました。総勢40人あまりの参加者はゲストのトークに聞き入った後、懇親会で親交を深めました。
ひとり旅好き集うコミュニティー
「DANROひとり旅倶楽部」は、ひとり時間を楽しむことが好きなDANRO読者のなかでも、特に「ひとり旅」が好きな人のためのコミュニティーです。
コミュニティーのリーダーは、ひとり旅でこれまで約40か国を巡り、今年はピースボートで104日間の地球一周を体験してきたばかりのエディター・池田美樹さんが務めます。記念すべき第1回目のイベントのゲストは「リーマントラベラー」として知られている東松寛文さんを迎えました。
リーマントラベラー登場
いよいよゲストトークの時間です。東松さんが「リーマンントラベラー」のロゴ入りTシャツに短パンという、いつものスタイルで、にこやかに登場しました。
「リーマントラベラー」とは、平日サラリーマンをしながら週末を使って旅をする人のことで、東松さんの造語。東松さんは、週末だけの旅で世界一周を成し遂げ、2016年に旅のガイドブック『地球の歩き方』から“旅のプロ8人”に選ばれました。
でも、そもそもなぜ東松さんは「リーマントラベラー」になったの? それは社会人3 年目、NBAのプレーオフのチケットを手に入れ、ロサンゼルスに初めてのひとり旅をしたところにさかのぼります。
ガイドブックを忘れてロスに行ってしまった東松さん。苦手な英語でカタコトの会話を続けるうちに「旅っておもしろい!」ということに目覚めたといいます。
その後、『anan』香港特集に登場した佐々木希さんの足跡を、そっくりそのままなぞる旅がネットメディアに紹介されて大きな話題になり、「次は世界一周だ」と決意したという経緯をおもしろおかしく語りました。参加者は笑いっぱなし。
これまで67か国145都市に旅したという東松さん。実はこのイベントの直前にも、ロシア極東のユジノサハリンスクに旅していたのですが、ウラジオストク経由で帰ろうとすると「入国した州から出ないと出国できない」と言われて空港に足止めをくらい、帰国が1日延びるハプニングに遭ったばかり。
それでも「これまでの旅で、ほとんどトラブルには遭ったことがない」というのですから驚異的。きっとそれは東松さんの明るい笑顔のおかげなのかもしれません。
達人のノウハウを聞き出せ!
たっぷりとお話を聞いた後は質疑応答です。
「旅にはいろいろなハプニングが起きるけれど、いやになりませんか?」
「いつも素敵な笑顔のいい写真ばかりだけど、どうやって撮っているのですか?」
「急に帰れなくなってしまったとき、会社はどうしていますか?」
「休むことで仕事の効率が上がったのはなぜですか?」
「予算はどうしていますか?」
などなど、旅上手な東松さんのノウハウを聞き出そうと、たくさんの手が挙がりました。東松さんからの答えは、当日会場に来てくださった方だけの楽しみとしておきましょう。
なかでも「自分はサラリーマンであり、平日は仕事をしているからこそ楽しめる旅をしている」と強調されていたのがとても印象的でした。
サラリーマンに夢を与える
後半はケータリングを囲んでの懇親会です。お酒も入り、和んだ様子の参加者。初めてでも、「ひとり時間」や「ひとり旅」が好きな人同士。自己紹介や情報交換にと話の花が咲いていました。
参加者からは、
「東松さんのお話はサラリーマンに夢を与えてくれました」
「やはり旅人はポジティブになるんだと確信しました」
「東松さんが旅にも仕事にも一生懸命で、なんだか明日からの仕事もがんばれそうな気がしてきました」
「旅行だけでなく生き方の話もあって興味深かったです。DANROの活動も楽しみにしています」
といった感想がありました。
大盛況のうちに終わった「DANROひとり旅倶楽部」第1回イベント。次回からは、旅にとどまらず、「ひとり時間を楽しむ」さまざまな企画を予定していますので、機会がありましたらぜひ、皆さまもご参加ください。