年末年始は「ひとりハワイ」!? 旅行サイトの検索数が急上昇
年末年始の「ひとり旅」の行き先として、ハワイの人気が急上昇しているーー。国内外の航空券やホテルなどの旅行情報を検索・比較できるサイト「KAYAK」が、そんな調査結果を発表しました。
KAYAKは、サイトの利用者が航空券を「1人分」で検索している数を集計。ひとり旅の行き先のランキングをまとめて、11月19日に発表しました。それによると、バンコク(タイ)が1位、次いでホノルル(ハワイ)、台北(台湾)という結果になりました。ホノルル(ハワイ)は、前年と比べると検索上昇率が281%だったといいます。
KAYAKの広報は「日本では年末年始の家族旅行の定番として知られるハワイが、 おひとりさまの旅行先として検索数を伸ばしている点は特に興味深く、意外に感じました」としています。
ハワイが人気急上昇の理由
調査は、2018年1月1日から10月12日までの期間に、KAYAKの日本語サイト(KAYAK.co.jp)で検索されたデータを基にしています。そのうち、旅行者が「1名」で、旅行期間が「2018年12月1日〜2019年2月28日」のデータを抽出し、「年末年始のひとり旅」の動向を推測しました。
ランキングのトップ5は、バンコク(タイ)、ホノルル(ハワイ)、台北(台湾)、ロサンゼルス(アメリカ)、ハノイ(ベトナム)となりました。ホノルル(ハワイ)は、前年と比べると281%上昇しています。ハワイでひとり、気兼ねなくのんびりと過ごしたい人が増えているようです。
KAYAKはハワイの人気が急上昇していることについて、次のように分析しています。
「ハワイは、日本では家族旅行の定番として長く定着しています。行きなれた旅行地だからこそ、ひとりでも訪れやすく、新たな魅力の発掘がここ数年で進んでいるのではないでしょうか。また、年末年始には多くのショッピングセンターで初売りイベントやセールが開催されるので、お得に買い物を楽しむには絶好の時期とも言えます」
「おひとりさま需要が広がっている」
同サイトによると、ひとり旅の検索総数は、前年比の約1.6倍。ひとり旅の需要が拡大していると指摘しています。
「近年、様々な分野で注目されているおひとりさま需要の波が、年末年始の旅行トレンドにも反映されていることが、非常によくわかる結果になったと思います。『おひとりさま映画』『おひとりさま焼肉』『おひとりさま温泉』など、徐々にそのトレンド範囲が広がる中、今回の調査では、ついに家族旅行や女子旅で定番のハワイにも、おひとりさま需要が広がっていることが分かりました。