「ひとりの習慣が幸せを呼ぶ」 女性誌特集のきっかけは「天涯孤独な読者」の投書

「ひとりの習慣が幸せを呼ぶ」。PHP研究所の月刊女性誌「PHPスペシャル」が10月号でそんな特集をしています。「幸運な人なら知っている『ひとり』の過ごし方がある」としながら、孤独の楽しみ方やおひとりさまの節約術などを紹介しています。

同誌はこうした「おひとり」向けの特集を2015年に始め、その後も毎年1回、企画しています。編集長の丹所千佳さんはその背景を次のように語っています。

「きっかけの一つに読者投稿がありました。読者投稿のコーナーに『天涯孤独で故郷を離れて一人で暮らしている』という方からのお便りを掲載させていただいたところ、多数の読者から反響があったんです。これは特集として需要があるのではないかと考えて始めました」

「孤独」と向き合うヒントを紹介

今回の特集では、人生を豊かにする「ひとり」の楽しみ方を様々な視点から紹介しています。イラストレーターの田村セツコさんは、孤独を楽しむための16のアドバイスをしています。日常の小さなことで喜ぶことや「さみしさは自分を強くして励ましてくれる味方だ」と考えることなどを提案します。

PHPスペシャル10月号「『ひとり』の習慣が幸せを呼ぶ」の目次

また、漫画家のおづまりこさんは「おひとりさまのゆる節約&プチぜいたく」という漫画を描いています。年収約200万円でアラサーのおづさんが、「支出のメモをする」など実践的な節約術を紹介します。ほかにも、さみしさとの向き合い方やひとり好きな人の人付き合いの仕方などが掲載されています。

漫画家・おづまりこさんの「おひとりさまのゆる節約&プチぜいたく」

編集長の丹所千佳さんによると、「ひとり」の捉え方は、人によってかなり異なるそうです。読者に向けて、次のように語っています。

「ひとりにネガティブなイメージが強い人もいれば、ひとりが好きな人もいます。ひとり行動に抵抗がある人もいれば、ひとりになりたいけれどなかなか難しいという人もいます。今回の特集では『孤独やさみしさの意味』を考えるものから、『おひとりさまの暮らしの知恵』など実用性のあるものまで幅をもたせました。ご自身にピンとくるものを読んでみてもらえると嬉しいです」

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