「ぼっちの歩き方」著者・朝井麻由美が語る「ソロ活」のススメ

仲間や家族と一緒にいるのではなく、ひとりで外出し自由気ままな時間を楽しむ「ソロ活」。最近、女性誌で「ソロ活」があいついで特集されるなど、注目されています。
フリーライターの朝井麻由美さんは、2014年に「ソロ活の達人」という連載コラムをウェブメディアで始めました。花火大会、バーベキュー、プラネタリウム、ラブホテル…。誰かと一緒に行くのが当たり前とされる場所に、あえて「ひとり」で赴き、体験をつづっています。2016年には連載をまとめた著書『「ぼっち」の歩き方』(PHP研究所)を出版しました。
プライベートでもひとり行動が大好きだという朝井さん。友達と一緒に遊びに行きたくなることはないのでしょうか? もし友達に食事に誘われたらどうするのか? 朝井さんの「ひとり論」を語ってもらいました。
「ひとりでいるのは間違いじゃない」
――朝井さんはなぜ「ソロ活」をテーマに執筆しているのでしょう?
朝井:「ひとりで食べてもおいしくないよ」とか「ひとりでいてかわいそう〜(笑)」などという風潮へのアンチテーゼですね。「ひとりでいたって楽しい人もいる」と伝えたいんです。
集団が正しくて、ひとりは間違っているという考え方を前提にしていることって、思っている以上に多い。でも、集団が正しくてもいいけれど、ひとりも正しいんですよね。「私はみんなと一緒にいたい」と、主語が自分になっているならいいんですけれど、「誰もがみんなと一緒にいるべき、そうでなければかわいそう」というのは違うと思います。
この記事をシェアする
「ひとり思考」の記事

ぼっちとひとり好きは全然違う? 陰キャな女子高生の青春を描く「ぼっち・ざ・ろっく!」

「こういう人たちと一緒にやるのは絶対無理」東大での絶望から将棋ライターの道へ(私と東大駒場寮 10)

「人は生まれてこないほうがいい?」反出生主義とはなにか〜哲学者・森岡正博さんに聞く

「駒場寮明け渡し」から20年〜写真で振り返る「2001年8月22日」(私と東大駒場寮 9)

「ひとりには悲しいイメージがある」スペイン人は「ひとり時間」をどうみている?

あなたの街でポツンと咲いてる「野良桜」コロナ禍だからこそ楽しもう

フィンランド人は「ひとり時間」に慣れているので、コロナ禍でもストレスを感じにくい

ズレていたのは「私」だった。圧倒的ぼっちな高校生活を送った男が「大学で学んだこと」

「家でパンツ一丁で酒を飲む」フィンランド人のひとりの楽しみ方
