「わくわくするじゃねぇか!」漫画アシスタントが作った「ウニフラ」スタンプが話題

「ウニフラ漫画文字スタンプ」。そんな名前のLINEスタンプが10月中旬に発売され、ツイッターで話題になっています。作者の朝日夜(あさひ・よる)さんがスタンプを紹介したツイートには約1万のいいねがつき、「見た瞬間買ってしまった」「ヒット商品になる予感しかない」といったコメントが寄せられました。
ウニフラとは、正式には「ウニフラッシュ」と呼ばれる漫画の表現方法の一つ。楕円形の周りに多数の線が放射状に伸びている様子が「ウニ」に似ていることから、この名前がつきました。漫画の登場人物の「心の声」を表現する際などによく使用されています。
朝日さんがこのウニフラを使って、「私による、私のためだけのLINEスタンプ」を作って公開したところ、予想外の反響があったというわけです。
「自分が使いたいから作った」
朝日さんが作ったウニフラスタンプの中には、LINEの コミュニケーションで実際に使われそうな様々なセリフが書き込まれています。
「また連絡する…」「ですよね」「wwww」といった実用的なものもあれば、「とりあえず猫なでよ?」「これが伝説のはじまりである」といった遊び心を取り入れたものもあります。朝日さんによると、スマートフォンの画面で見やすいように、文字数はできるだけ減らすように工夫したそうです。


主に少年誌系の漫画家のアシスタントをしている朝日さん。普段から「ウニフラッシュ」の技法をよく使っているそうです。このスタンプを作ったのは、「自分がLINEで使いたかったから」。文字を打つのが面倒なときに、簡単に返信をすることができるからです。
ちなみに、朝日さんのお気に入りのセリフは「わくわくするじゃねぇか…!」だそうです。「何これって、クスって笑ってもらえたらいいかなと思っています」(朝日さん)
こんな反響は「1ミリも予想していなかった」
現在、朝日さんが発売を紹介したツイートは約1万のいいねがついており、5000回近くリツイートされています。朝日さんはこれほどの反響は「1ミリも予想していなかった」と語っています。
「本当にびっくりしています!100件以上のコメントを頂いたと思います。すべて目を通しました。『使いやすい!』『こういうのを待ってた!』と言ってくださる方が本当にたくさんいて、すごく嬉しかったです。私みたいにサッと返信できるものを探していたのかなと思うと、作った甲斐がありました」
こうした反響を受けて、すでに第2弾の「ウニフラスタンプ」のリリースを申請中。さらに、それに加えて「敬語版」の制作も考えていると語っています。
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