ひとり専用「ホットヨガルーム」登場 他人の目を気にせずリラックス

高温多湿の環境で行われる「ホットヨガ」。汗を大量にかくことで、効率的に脂肪を燃焼させられるなどの理由から、女性を中心に人気が高まっています。
こうした中、ひとり専用のホットヨガルームが登場しました。空調設備の設計などをする菱熱工業が11月20日に発売した「ほっ、とヨガ」です。個室のなかで人目を気にせず、ひとりで落ち着いてヨガに専念することができます。リゾート施設や一般企業などへの導入を想定しています。
2人で30分程度で組み立て可能

「ほっ、とヨガ」は約2畳の広さの個室です。男性2人が30分程度で組み立てることができます。外観は飾らないシンプルなデザインで、かわいらしさもあります。

壁や床の素材には杉材を使用。杉の甘くて豊かな香りは、脳と自律神経に作用し、鎮静効果があるともいわれています。ホットヨガのリラックス効果をさらに高めることができます。
個室内で付属の加湿ヒーターをオンにすると、10分程度でホットヨガの最適環境になります。温度30℃~35℃、湿度65%前後に保たれるとのこと。高温多湿の環境で汗を大量にかいても問題がないように、床には樹脂コーティングで撥水性に富んだ和紙畳を使用しています。

個室内のテレビモニターでは、ヨガ講師・谷野智子さん監修のヨガレッスンのDVD動画(30分)を見ることができます。「ほっ、とヨガ」向けのオリジナルのプログラムです。初心者でもヨガの基本をしっかりと学べる内容になっているそうです。
きっかけは社員の「ホットヨガ体験」から
菱熱工業で企画を担当した池上真利奈さんは、自身が駅前のホットヨガスタジオに通っていました。そのときに「他人の目を気にせず、ひとりで落ち着いた空間で、ヨガを体験したい」と感じたそうです。池上さんは企画の意図を次のように語ります。
「ホットヨガは基本的に薄着で体験するため、他人の目が気になると感じる方がいます。また、レッスン参加者は女性が多いので、男性はやってみたいと思っても、気が引けてしまいます。そんな方が気兼ねなく、ひとりの時間を過ごすことができる商品を開発できないかと考えました」
さらに池上さんは、利用者に向けて次のように語っています。
「スマホで外界といつでもコンタクトを取れる現代、誰しも、ひとりだけになって『ほっ』とする時間は大切だと思います。ホットヨガ未経験の女性はもちろん、『実はやってみたい』と潜在的に思っている男性の方にもご利用いただきたいです。天然の杉の香りを感じながら、たったひとりの空間でリラックスしてもらえたらと思います」
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