ソロ花見の魅力——すでに3割の人が「一人で気ままに」楽しんでいる

桜の季節。日本全国の花見スポットがにぎわうシーズンですが、あなたはどんなスタイルで楽しんでいますか? くふう生活者総合研究所の調査によると、約3割の人が「一人で気ままに」花見を楽しみたいと考えているそうです。
今年の花見は「少人数で楽しみたい」が主流
全国の約9000人にアンケート調査をしたところ、「家族など少人数で気楽に」(52.7%)が最も多く、「パートナーや友人とふたりでゆっくり」(47.6%)が続きました。そして、「一人で気ままに」と回答した人が、31.2%に達しました。
これは、「会社や友人グループなど大人数でにぎやかに」の13.2%を大きく上回る数字です。かつては、花見といえば宴会のようなイメージが強かったのですが、コロナ禍を経て、桜をめでるスタイルも大きく変化したようです。
ちなみに、このアンケートは複数回答の方式。少なくない人が、家族や友人と少人数で花見を楽しみつつも、別のときに、一人で自由気ままに春の桜を味わっている姿が浮かびます。
「ソロ花見」が多いのは20代以下と50代
「一人で気ままに花見を楽しむ」と答えた人の比率は、世代によって異なっています。
最も多かったのは20代以下(35.3%)ですが、次に続いたのは30代ではなく、50代(33.6%)でした。
なぜ、この世代で「ソロ花見」が多いのか、くふう総研の調査では明らかにされていません。おそらく、20代は独身の人が多く、一人で行動しやすいという背景があるのでしょう。
50代が高いのは、なぜでしょうか?
「ソロ花見派」の比率をみると、30代(27.3%)と40代(28.7%)はいずれも3割を切っています。そのことから推測すると、「子育てが一段落して休日に一人で出かけやすくなった」という50代の人が多いからなのかもしれません。
自分のペースで楽しめる「ソロ花見」のすすめ
「今年は花見の誘いがないから、まだ見に行っていない」。そんな人には、ぜひ「ソロ花見」を勧めたいと思います。ソロ花見には、こんな魅力があるからです。
- 混雑を避けて、自分のペースで桜を楽しめる
- 好きなタイミングで花見に行って、満足したらすぐ帰ることができる
- 静かにじっくりと花を眺める贅沢な時間が持てる
- 自分好みの弁当やドリンクで気ままに過ごせる
ちょっと外に出かける時間ができたら、一人で近所の桜スポットに足を運んでみませんか? 誰かと一緒でなくても、満開の桜はあなたを歓迎してくれるはずです。
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