GW「ひとり旅先」ランキングは「北米」が人気…特に注目の都市は?

旅先として人気のカナダ・バンクーバー(Photo by Getty Images)
旅先として人気のカナダ・バンクーバー(Photo by Getty Images)

今年のゴールデンウィーク(GW)は10連休。この長期休みに海外旅行を計画している人も多い中、「ひとり旅」の行き先として人気の都市はどこなのでしょうか。国内外の旅行券やホテルなどの旅行情報を検索・比較できるサイト「KAYAK」が、人気の旅先のランキングを発表しました。

今年のGW「ひとり旅」で人気の場所は?

KAYAKは、サイトでの航空券の検索結果を分析。昨年と今年のGW期間を比較し、渡航人数1名の航空券検索数の上昇率が高かった旅行先を「ひとり旅注目スポット」としてランキング化しました。

ランキングのトップ10には、欧米都市6都市、アジア圏3都市が入りました。その中でも前年と比較して航空券検索数が約200%上昇したのが、カナダのバンクーバーでした。

今年は大型連休。ひとり旅を計画している日本人旅行者の間では、短距離で比較的訪れやすいアジア諸国より、長距離旅先への関心が高いことがうかがえます。

特にバンクーバーが注目されている理由として、KAYAK APAC地域総括ディレクターの山下 雅弘さんは「北米の旅行先の中で、東京から一番アクセスしやすい目的地だからではないか」と分析します。

前年比で検索数上昇率が高い「ひとり旅注目スポット」ランキング(KAYAK提供)

GW期間は国内よりも国外が人気

一方、上記のランキングに国内の旅先でランクインしたのは、北海道・札幌市のみでした。KAYAKのデータによると、日本人旅行者にとって、長距休暇は海外を訪れる良い機会となるそうです。

DANROでは昨年、KAYAKの同様の調査をもとに、年末年始のひとり旅人気スポットの記事を掲載しました。そのときは、タイ・バンコク、ハワイ・ホノルル、台湾・台北への注目度が高いことがわかりました。年末年始とGWとの違いを山下さんはこう話します。

「年末年始は、バンコクなど比較的訪れやすいアジア諸国の旅先への注目度が高いことがわかりました。一方、今年のGWでは大型連休を使い、長期旅行を検討している旅行者が増えていることが明らかになりました。連休の長さと旅行先の選択には、大きな関係があるといえそうです」

全世界的に休暇ムードとなる年末年始と比較して、GWは日本独特の連休です。国外の旅先で混雑を避けやすいというメリットもあると考えられます。

年末年始は世界中で休暇モードになり、旅先が混雑する可能性があるため、GWは「国外旅行」が穴場といえるかもしれません。まだ予定が入っていない人は、この大型連休を生かして、自分に合った旅の企画を考えてみてはいかがでしょうか。

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