ソロキャンプにおすすめのキャンプ場5選(関西編)
関西は「グランピング」ができるキャンプ場やファミリー向けのキャンプ場など、様々な特徴を持ったキャンプ場があります。そんな関西のキャンプ場の中から、ソロキャンプが好きな人におすすめしたいキャンプ場を5つご紹介します。
設備が充実した「南紀串本リゾート大島」(和歌山県)
南紀串本リゾート大島は、本州最南端の町、和歌山県串本町にあるキャンプ場です。本州から長い橋でつながれた紀伊大島にあり、周囲が海に囲まれているため、非日常感を味わうことができます。
キャンプ場の中にはたくさんの区画サイト(テントを設営する場所が指定されている区画)やコテージ、そしてソロキャンプ用のサイトがあります。全てのキャンプサイトにおいて、ペットの同伴が可能です。
施設内には、露天風呂もあります。夜10時まで入浴可能で、天気の良い日は満点の星空のもと、1日の疲れを癒やすことができます。
キャンプができるだけでなく、数多くのアクティビティが用意されているのも魅力の一つです。和歌山県の観光スポット「橋杭岩」を見ながら行うシーカヤック、海賊伝説が残る九龍島洞窟の探検など、自然が作り出した造形物に触れることができます。
設備が充実しているキャンプ場のため、ソロキャンプ用のサイトは1800円からと、料金が少々高めですが、紀伊大島という特別な立地と手入れが行き届いた環境でソロキャンプを楽しむことができます。
美しいダム湖に面した「下北山スポーツ公園キャンプ場」(奈良県)
下北山スポーツ公園キャンプ場は、奈良県の下北山村にあるキャンプ場です。「ダム湖百選」に選出された池原ダム湖のすぐそばにあります。キャンプサイトの脇には、高さ110メートルの巨大なダムの堰堤(えんてい)がそびえ、キャンプ場としてはめずらしい景観が特徴です。
湖を見下ろすことができるコテージやバンガローがあり、太陽の光がキラキラと反射してゆれる水面が綺麗です。
フリーサイトは、570円(税込み)で宿泊できます。また、オートバイのライダー限定のプランを利用すると、バンガロー1泊に温泉の無料入浴券がついて、2500円で宿泊できます。
冬の期間は、バンガローやコテージ、区画サイトが通常の半額ほどの料金で利用できます。冬キャンプは、人が少なく虫がいないため、快適に過ごせます。冬キャンプが好きな人は利用してみるといいでしょう。
周辺に見どころの多い「つつじの里荒滝」(三重県)
つつじの里荒滝は三重県松阪市にある山、局ヶ岳のふもとにあるキャンプ場です。局ヶ岳は、堀坂山・白猪山と並び「伊勢三山」の一つとして知られています。
立派な宿泊棟やコテージがありながら、可能な限り自然を残しているのがこのキャンプ場の魅力です。キャンプ場の中には1年中ニジマス釣りを楽しめる釣り堀があり、釣ったニジマスはその場で焼いて食べることができます。
また、キャンプ場周辺にはいくつかの見どころが点在しており、歩いて10分ほどの場所にある「荒滝不動尊」はツツジの名所として有名です。4月下旬には数千本ものツツジが見ごろを迎えます。
車で8分ほどの場所にある「道の駅 飯高駅」には、地元の農産品を数多く取りそろえる販売所、旬の食材を使った料理を提供するレストラン、朝早くからオープンしている喫茶店、そして天然温泉まであります。
自然の豊かさが魅力のキャンプ場ですが、近くに道の駅があるおかげで不便さは一切感じません。不自由のないソロキャンプを楽しみたい人にもおすすめのキャンプ場です。
本州最南端にある「潮岬望桜の芝キャンプ場」(和歌山県)
潮岬望桜の芝キャンプ場は、海に面した高台にあるキャンプ場です。すでにご紹介した「南紀串本リゾート大島」と同じ和歌山県串本町にあり、「本州最南端の碑」が立つ場所にあります。
キャンプサイトは青々とした芝が広がる広大な空間で、区画されていないため好きな場所にテントを設営することができます。
キャンプ場の近くにそびえる潮岬灯台は、歴史的価値の高さや保存状態の良さから「日本の灯台50選」に選出され、2020年3月現在では灯台の内部が一般公開されています。
キャンプ場から道路をはさんだ反対側には、潮岬観光タワーがあります。売店で地元のおみやげを買うことができるほか、太平洋が一望できるレストランでは近代本マグロを使用したぜいたくな料理を堪能することができます。
海のすぐそばにあるので、釣り好きな人にもおすすめです。海の青さと雄大さを肌で感じることができるキャンプ場です。
花見もできる「ハイマート佐仲」(兵庫県)
ハイマート佐仲は、兵庫県丹波篠山市の山沿いにあり、桜の木が植えられた広いフリーサイトが特徴のキャンプ場です。4月頃には満開の桜の下でキャンプができるという、キャンプ場としては珍しい環境となっています。
すぐ近くにある佐仲ダム湖は、関西で有名なワカサギとヘラブナの釣り場ということもあり、キャンプ場には釣り人も多く訪れます。ワカサギ釣りの道具は借りることができ、釣りたてのワカサギを天ぷらにしてくれるサービスもあります。
多くのキャンプ場では、チェックアウト時間を午前11時前後に設定しているのですが、こちらのキャンプ場は午後3時まで(混雑時を除く)となっています。気持ちのいい朝にのんびりと過ごせるのも、自由気ままなソロキャンプにおいては大きなメリットになります。
キャンプ場内は手入れが行き届いていて、ウォシュレットつきのトイレはキャンプ場のものとは思えないほどきれいです。無料で入浴できる温泉も魅力的です。
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今回はキャンプ場の環境だけでなく、周辺に見どころが多いキャンプ場を厳選して紹介しました。四季折々の自然の美しさを感じつつ、ゆったりとした優雅な「ひとり時間」を過ごしてみてはいかがでしょうか。