お風呂で使う斬新な傘!? 自宅のバスルームで「ひとりサウナ」を満喫

「お風呂 de サウナ傘」
「お風呂 de サウナ傘」

自宅にサウナがあったらいいな――。そんな願望を叶えてくれそうな傘がにわかに話題となっています。その名も「お風呂 de サウナ傘」。自宅の風呂で使用するだけで、手軽に「ひとりサウナ」を満喫できる画期的な商品です。

開発したのは、傘や雨具の販売などを手がけるギークルジャパン。今年5月に、Amazonや楽天などで販売を始めました。予想を上回る反響で、11月15日には動画ショッピングサイト「DISCOVER」での販売も開始しました。

同社の古川貴雄社長は、商品を開発した理由について、「サウナにわざわざ行くのは面倒くさいし、お金もかかってしまいます。自宅で気軽にサウナができたらいいなと思いました」と話しています。

自宅の風呂で手軽に設置

「お風呂 de サウナ傘」

サウナ傘の使い方は簡単です。まず、一般的な傘と同じように開きます。そして、ひっくり返した傘をお湯の入った浴槽のフレームの上にかぶせるようにして置くだけです。

すると、湯けむりが傘の内部に立ちこめて、徐々に温度と湿度が上がってきます。同社が実施した「サーモグラフィーカメラ」を使った実験の結果を見ると、5分間使用した後はサウナ傘の内側と体内の温度が高まっているのが分かります。

サーモグラフィーによる入浴5分後の変化比較

ギークルジャパンは5〜10分の使用を推奨しています。傘の中でマッサージや音楽、読書、テレビを楽しむなど、さまざまな使い方があるといいます。ダイエットや美容にオススメとのことです。

サウナといっても完全に密閉されるわけではなく、浴槽のフレームと傘の間に隙間があって空気が入れ替わるため、窒息などの心配はないとのこと。ただ、飲酒後や心臓病のある人は「使用しないでください」ということです。

使用後はタオルハンガーなどにかけられる

「ひとり暮らしの人に使ってほしい」

斬新な発想のサウナ傘。開発した古川社長によると、食卓の虫除けのために置く「フードカバー」から着想を得たそうです。

「岐阜の実家に帰った時に、昭和の頃によく使っていたフードカバーが置いてあったのを見ました。その後、たまたま温泉に行ってサウナに入ったときに、フードカバーとサウナがシンクロしたんです。傘をフードカバーのようにお風呂で使うと、自宅で気軽にサウナが体験できるのでは、と思いました」

古川社長は「特にひとり暮らしをしている人に使ってほしい」と語っています。

「仲間と温泉などに行く必要もなく、毎日自宅でいい気分を味わうことができます。ひとりでマッサージをしたり、音楽を聞いたり、お風呂を暗くしてキャンドルを灯したり。色々な使い方で『ひとりサウナ』を楽しんでもらえたらと思います」

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