丸山ゴンザレス「責任編集」の海外旅行ナビ 「自分だけの旅ができたと思えたら最強」

海外の危険地帯などの取材を続けるジャーナリストで、異色の旅番組「クレイジージャーニー」(TBS系)の出演でも知られる丸山ゴンザレスさん。その丸山さんが責任編集をつとめた書籍『旅の賢人たちがつくった 海外旅行最強ナビ【最新版】』が11月下旬、辰巳出版から発売されました。
『海外旅行最強ナビ【最新版】』は、2013年に発売された同名の書籍の改訂版。「改訂版」としつつも、本のなかのテキストはすべて今回のために書き直されたもので、「流用は一切ない」(制作進行をつとめた辰巳出版・小林智広さん)といいます。
執筆者は、丸山ゴンザレスさんをはじめ、旅に精通した29人の作家やライターたち。「旅に出る前に必要なこと」から始まり、旅先で撮った写真のバックアップのコツやホテル予約サイトを使うときの注意点、アメリカのレンタカー事情や飛行機に乗り遅れてしまったときの対処法など、海外旅行を熟知した視点から解説しています。

特徴は、なんといっても情報量が多いことです。小林さんは次のように言います。
「海外旅行の経験が豊富なライターさんはもちろん、現在海外に住んでいる方や現役の旅人も書いてくれています。これだけのメンバーを集め、原稿をまとめられているのは『編集者』としての丸山ゴンザレスさんの力量によるところが大きいです」
その丸山ゴンザレスさんは、本のなかで次のように記しています。
「自分で判断して行動した結果得た達成感や楽しかった思い出、失敗、不意のトラブル、帰国後に浸る旅の記憶は、すべてのあなたの大切な時間となることだろう。そうやって自分だけのオリジナルの旅ができたと思えたとき、自分のなかにあるもの、それこそが最強の価値観であり、最強の旅なのだ」(「まえがき」より)

同書は、そんな旅の一助となりうるでしょう。辰巳出版の小林さんは「海外旅行にひとりで出ることをとまどっている人に読んでもらいたい」と話しています。
「『休みがない』といっても、短期間で行ける場所はたくさんあります。海外に出るとトラブルに巻き込まれるのではと思っている人がいるかもしれませんが、大概のことはなんとかなってしまいます。日本しか知らず鬱々としている人に、世界は広く、いろんな人たちがいるということを、旅を通して知ってもらいたいですね」

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