北の広大な庭園の5代目経営者・眞鍋憲太郎さん(花と暮らす 3)

(撮影・時津剛)
(撮影・時津剛)

記念日や特別なシチュエーションだけでなく、気軽にセンスよく花を楽しみたい。そんな人が増えています。食卓に、玄関に、洗面台に、トイレに、さりげなく飾られているだけで、花は暮らしを明るく彩って豊かにしてくれます。ひとりの時間を満ち足りた、上質なひとときにするために、花とどう暮らしたらよいのか──。花や緑を愛するプロフェッショナルたちに、その極意を聞き、花と生きる彼らの人生にも迫ります。(取材・志賀佳織)

昭和の初めから植木農園に

まめに花を買ったり、部屋に飾ったりということはあまりしない、という人でも、庭や戸外に植わっている様々な樹木や花々を、それぞれの季節ごとに愛でたり楽しんだり…….ということはあるのではないでしょうか。

北海道帯広市にある真鍋庭園は、そうした様々な樹木の生産で全国的に知られている植木農園です。樹木の生産、造園建設業、林業という三つの事業を主体に「緑」に関わる仕事を幅広く行っており、約2万5000坪の広大な庭園が、一般に公開されています。

代表取締役の眞鍋憲太郎さんは、開拓一世の初代から数えて5代目当主。祖先からの仕事を継承しつつ、新しい時代ならではの画期的な試みや改革を重ねて、業界の若手リーダーとして注目を集めています。


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