Clubhouse「クリエイター支援プログラム」 日本人で唯一のファイナリストに選ばれた「三木アリッサ」を応援したい!

音声SNS「Clubhouse」のAndroid版がついにリリースされましたね。まずアメリカに住んでいる人から使えるようになり、それ以外の国でもだんだん利用できるようになるとのことです。

「Clubhouse? もうブームは終わったんじゃないの?」

そう言われそうですが、私自身はいまもClubhouseを楽しんでいます。1月末からiPhoneで聴いていますが、まだ飽きていません。

コロナ禍でリモートワークが当たり前になった昨今。私の場合、ひとり暮らしということもあり、午前中はベッドの中でダラダラと過ごしてしまいがちです。

そんなとき、Clubhouseはいい話し相手を見つけるきっかけを与えてくれます。なかでも、とても面白いと思ってよく聴いているのが、三木アリッサさんの「#スタスタ」というルームなんです。

アメリカのベンチャーの動きを伝えてくれる「 #スタスタ」

スタスタというのは「スタディー、スタートアップ」の略。日本から渡米してベンチャー企業を経営しているアリッサが、英語と日本語で、アメリカのスタートアップに関するニュースを解説するルームです。

日本語が堪能なマイケルというクールガイがパートナーで、二人の掛け合いが絶妙です。毎回「へぇ~」と思うニュースを楽しく紹介してくれるので、朝8時からの「#スタスタ」を聴くために起きるようになりました。

Clubhouseのアリッサのルーム。参加者は彼女と同じように、アイコンを「目からビーム」にしている。もちろん私も。

アリッサは「ガハハハ!」とよく笑い、ハッキリ意見を言う豪快なところが魅力です。さすがアメリカ的だなあと思っていましたが、実はClubhouseを始めるにあたって、マツコデラックス、ふわちゃん、渡辺直美という人気タレントの言葉の使い方を研究したんだそうです。

ときにはマイケルに毒づいてみせたり、ときにはバカっぽく話して笑いに持っていったり。でも、その話し方は決して下品でなく、リスペクトできるキャラクターなんです。

このあたり、Clubhouseで長々と持論を展開して嫌われてしまったオジサンたちにも、ぜひ参考にしてほしい。

目からビーム!三木アリッサとは?

そもそも、三木アリッサとは何者でしょうか? プロフィールのアイコンを見ると、目からビームが出ていて、一見ヤバい人のように見えます。

でも、その実態は、ロサンゼルスで斬新なデザインの和菓子を製造・販売するスタートアップ「MISAKY.TOKYO」のイケてる経営者なんです。1年半前にスーツケース2つを持ってアメリカに乗り込み、「日本の伝統を世界に!」というビジョンを掲げてビジネスを展開しています。

MISAKY.TOKYOの和菓子は宝石のようにカラフルで、アメリカの市場に合うようにローカライズされたもの。日本では見たことがないような美しさです。

渡米する前、アリッサは日本酒ベンチャーで新ブランドを立ち上げたり、イスラエルの専門商社で過去最高の売上を記録したりして、2018年にはForbes Japanの「地球で耀く女性100人」に最年少で選ばれました。そんな凄い経歴を持つ女性です。

彼女のあだ名は「ゴジラ」。プロフィールアイコンの「目からビーム」はゴジラをヒントにしたそう。本物のゴジラは口から炎だったと思うけど、そのあたりの細かいことは気にしないのも彼女らしくて、応援したくなります。

アリッサを応援したくなる理由

私がアリッサを応援したいと思うのは、彼女と同じように、私自身も会社を自分で立ち上げて、20年以上経営してきたからかもしれません。

私は2年前に社長を退いて、後進に託すことにしました。そのため、いまはセミリタイア状態です。

心残りなのは、自分の手で女性リーダーを育てられなかったこと。優秀な社員は大勢いるけれど、経営者になりたいという女性は、今のところいない。それがちょっと残念です。

そんな事情もあり、ロサンゼルスで会社を経営しながら実績をあげているアリッサは心から応援したいと思う存在なのです。

Clubhouse「Creator First Program」のファイナリスト

そんなアリッサがこのたび、Clubhouseのクリエイター支援プロジェクト「Creator First Program」のファイナリストに選ばれました。

5000人以上の応募者の中からファイナリストに選ばれたのはわずか50組。日本人でただ一人、選出されたのです! 

「日本の伝統を世界に!」というビジョンを胸にアメリカに乗り込んだアリッサ

この「Creator First Program」は、Clubhouseが公式に認めたクリエーターをコンテンツ制作やマネタイズの面でサポートするもの。YouTubeでいえば、HIKAKINのような存在になれるかもしれないわけで、大きなチャンスじゃない?

アリッサはどうやって、5000人以上の応募者の中から50組のファイナリストに選ばれたのか。

彼女のClubhouseフォロワーは現在2万3000人ほど。もっと多いインフルエンサーもいるので、決して目立って多いわけではありません。大事なのは、フォロワーの数よりも「熱量」。つまり、熱狂的に応援しているファンの数がカギのようです。

そして、なによりも重要なのは「良質なコンテンツ」。炎上狙いで過激なことを言って、たくさんの人を集めてもダメ。彼女が選ばれた一番のポイントは「役に立つ&面白い」なのです。

役立つだけのコンテンツはこの世にたくさんある。面白いキャラの人も多い。でも、アリッサは「役に立つ」と「面白い」の組み合わせで、「#スタスタ」という強いコンテンツを作っていったのです。

ただ、まだアクセラレータになれたわけではありません。ここから20人に絞られます。

その過程を見守るのは、グローバルオーディションで誕生したNiziUのように、将来のタレント候補をデビュー前から応援する楽しみと近いのかもしれません。

アリッサのオーディションは5月16日開催

「Creator First Program」のファイナリスト50組は、Clubhouseの公式クラブで開かれる1時間の「オーディションルーム」に臨み、自らをアピールします。

アリッサのオーディションは、日本時間5月16日(日)の10時~11時です。タイトルは「The Global Lowdown」。デジタルアートの未来について、落合陽一さんらと話します。

Clubhouseに飽きてしまったという人も、この日はオーディションに参加して、一緒にアリッサを応援してみませんか?

彼女のルームが気になる人は、ツイッターで「三木アリッサ @AlissaMiky」をフォローしてみてください!

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