バツイチならぬ「没イチ」男性のファッションショー「亡き妻の分まで人生謳歌」

没イチ歴10年・佐藤勇一さん
没イチ歴10年・佐藤勇一さん

亡き妻の分も人生を謳歌しようーー。そんなコンセプトを掲げた、風変わりなファッションショーが12月9日、東京・三田の寺院で開催されました。妻に先立たれた男性だけが登場する「没イチ メンズコレクション」です。

バツイチならぬ「没イチ」とは、配偶者と死別した人のこと。このファッションショーでは、6人の「没イチ」男性がイタリアのブランド「ベルサーチ」の衣装などに身を包み、真っ赤なランウェイの上を歩きました。中には、流れている音楽に合わせて踊りだす男性もいました。

没イチ歴10年・佐藤勇一さん
没イチ歴8年・池内章さん

男性は妻に先立たれると引きこもりがち

主催者の小谷みどりさん

このショーを企画したのは、高齢者の生活や終活などの研究をする小谷みどりさん(第一生命経済研究所首席研究員)です。小谷さんによると、昨今は男性も高齢まで生きるため、妻に先立たれて「没イチ」になる例も多いといいます。彼らは自宅にひとりで引きこもりがちになる傾向があるそうです。深い孤独を感じながら、暗い日々を送っています。


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