ソロキャンプにおすすめのキャンプ場5選(北海道編)

冬のソロキャンプは防寒対策をしっかりと(Photo by Getty Images)

夏は涼しく快適で、冬は雪景色が美しい北海道。自然を満喫しながら、1年を通じてソロキャンプを楽しむことができます。今回は、そんな北海道のキャンプ場の中で、通年で営業しているおすすめのキャンプ場を5つご紹介します。大自然に触れることができる北海道で、ソロキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。

周辺に見どころの多い「まあぶオートキャンプ場」

「まあぶオートキャンプ場」のホームページ

まあぶオートキャンプ場は、3種類のカーサイトと、一つのフリーサイトを備えるキャンプ場です。キャンプ場から2.2キロメートルの場所に、「道の駅 ライスランドふかがわ」があり、便利です。「米」をテーマとした道の駅で、地元の農産品やお土産を取り扱う販売コーナー、釜で炊いた自慢の米を提供する食堂、そして観光コンシェルジュが常駐する案内所があります。

キャンプ場内の「ホタル池」では、7月下旬から8月中旬にかけて、ヘイケボタルが飛ぶ姿を鑑賞することができます。自然が豊かな場所でしか見ることができない、幻想的な夏の風物詩も楽しめるのです。

また、キャンプ場の周辺には、おとぎ話に出てくるような雰囲気の教会や美しい夜景が見える展望スポットなどの見どころがあります。道の駅で周辺スポットの情報を収集することができるので、キャンプ場を訪れる際には寄っておくと良いでしょう。

オープンしたばかりの「BEYOND VILLAGE」

「BEYOND VILLAGE」のホームページ

BEYOND VILLAGE(ビヤンド・ビレッジ)は、2020年1月にオープンしたばかりのキャンプ場です。大沼国定公園エリアにあり、サイクリング、フィッシング、スノーモービルなど、様々なアクティビティーが1年中楽しめます。

函館からほど近い場所にあるので、函館の観光と合わせてソロキャンプが楽しめるのもいいところ。JR函館本線の「大沼公園駅」から徒歩10分と、アクセスしやすい場所にあるので、車を持っていない方でもソロキャンプを楽しめます。

外国人観光客の誘致にも積極的で、海外から訪れる観光客やバックパッカーが利用できる民泊施設の整備に力を注いでいます。

オープンしてから間もないので、より充実した時間を過ごすための整備を順次すすめていく予定ということです。これからどのようなキャンプ場に姿を変えていくのか、楽しみな場所です。

ペットと楽しめる「ファミリーパーク追分オートキャンプ場」

写真はイメージ(Photo by Getty Images)

ファミリーパーク追分オートキャンプ場は、施設名に「ファミリー」という言葉が入っていますが、ソロキャンプにおすすめしたいキャンプ場です。広大なフリーサイトは区分けがされていないので、好きな場所にテントを設営することができます。

キャンプ場内には広いドッグランがあり、車で入ってキャンプをすることもできます。愛犬と一緒にソロキャンプを楽しみたい方にはおすすめのキャンプ場です。

また、全72ホールのパークゴルフ場があります。芝生は手入れが行き届いており、牧歌的な環境の中で、のびのびとゴルフを楽しむことができます。

きれいで設備が充実している”高規格キャンプ場”ではありませんが、むしろこれくらいの方が自然を楽しめて良い、という人も多いはず。コインシャワーや炊事場など、キャンプ場にあると便利な施設はひと通りそろっているので、不便に感じることはないでしょう。

JAC認定の5つ星キャンプ場「オートリゾート苫小牧アルテン」

「オートリゾート苫小牧アルテン」のホームページ

オートリゾート苫小牧アルテンは、日本オートキャンプ協会(JAC)から5つ星の評価を受けている”高規格キャンプ場”です。数多くの立派なコテージやキャビンを備えており、きれいな芝生が敷き詰められたキャンプサイトには、同時に200組以上の利用が可能です。

そのほか、雨の日もバーベキューが楽しめる屋根付きのバーベキューコーナー、源泉かけ流しの露天風呂やサウナを備える温泉施設などもあります。

周辺では、パークゴルフや乗馬、カヌーなどのアクティビティーを体験できます。木の葉がサラサラと擦れる音や小鳥のさえずりに耳をかたむけながら、スローな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

全国で8つしかないJAC認定の5つ星を獲得しているこのキャンプ場(2020年3月現在)では、快適で充実したソロキャンプを楽しむことができるでしょう。

森の中にある「隠れ家的オートキャンプ場 遊び小屋コニファー」

隠れ家的オートキャンプ場「遊び小屋コニファー」のホームページ

隠れ家的オートキャンプ場「遊び小屋コニファー」は、静かな森林の中に流れる小川に沿ってテントサイトが広がるキャンプ場です。まさに隠れ家、もしくは秘密基地とも言えるような空間は、自然を愛する人におすすめのキャンプ場です。

オーナーがひとりで運営しており、キャンプ場の中にはログハウスなどオーナーが自ら作った設備が見られます。ロケーションの良さもさることながら、気さくであたたかいオーナーの存在も、人気となっている理由の一つです。

このキャンプ場が持つほかの特徴としては、直火での焚き火がOKなこと。今では直火OKのキャンプ場は本当に少なくなっているので、ここではワイルドな野営スタイルのソロキャンプが実現できます。

森林の中のキャンプ場なので、近くにコンビニやスーパーなどの施設はありません。訪れる際には、最寄り駅の御影駅付近で買い物を済ませておくといいでしょう。

冬場は営業していないキャンプ場が多い北海道ですが、今回ご紹介したのは通年営業のキャンプ場です。気になるキャンプ場があったら、季節の移り変わりを肌で感じつつ、「ひとり時間」を楽しんでみてください。

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斎藤純平 (さいとう・じゅんぺい)

キャンプ・旅行・温泉・ラーメンが好きなアウトドアライター。キャンプ歴は10年。47都道府県全て、ひとりで巡った経験があり、国内の世界遺産・神社仏閣・温泉などに関する知識が豊富。ソロキャンプは、無計画に出発して全てを思いつきに任せるのが自分流の楽しみ方。

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