女装小説家が感じる快感「男性としての自分が消える」

女装を趣味として楽しんでいる小説家・仙田学さん(43)。2002年に文芸誌「早稲田文学」の新人賞を受賞して以来、前衛的な純文学の小説やライトノベルを発表しています。仙田さんは「女装」と「小説」で通じ合う点があるといいます。それは一体何なのでしょうか? 東京・新宿二丁目の女装サロンバー『女の子クラブ』で、話を聞きました。
【インタビュー前編】女装小説家の変身願望「娘には、パパかわいいって言われます」
男性の自分が消える快感
――女装をしていて特に楽しさを感じるのはいつでしょう?
仙田:「女装した自分」を流通させている時でしょうか。最近、呼ばれたイベントや大学の授業などで女装をすることが多いんです。特に人前に出るのが好きなわけでもないんですが、女装をして出ていると、自分で「自分を生んで、育てている感じ」がします。
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